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【新作】【ネタバレあり】【感想】ブラックパンサー ワカンダフォーエバー キャラクターごとにみる感想考察

お読みいただきありがとうございます!!

 

都市部に住んでいる特権を生かしなるべく最速上映会を見にいくMARVEL o usです。

 

今回も抜かりなく11日0:00時公開のIMAX 3Dにて鑑賞してきました!!

 

ブラックパンサー/ワカンダフォーエバー』について感想考察を書いていきます!

 

この記事はネタバレありになりますので未視聴の方はくれぐれもお気をつけください!!

っと本題に入りそうでしたがこっちの記事を読んでから、今記事を読んでいただけると幸いです!!!

 

mravelous.hateblo.jp

 

 

ワカンダ!!フォーエバー!!

引用元 ttps://www.marvel.com/movies/black-panther-wakanda-forever

 

前作はこちら

 

 

 

総評

いきなり今作の総評ですが

 

本当に素晴らしい、ブラックパンサー役 チャドウィック・ボーズマンへの追悼の作品でした。

 

MCU作品の中でもトップの上映時間を誇る2時間40分を見事なまでに感じさせない内容で、自分は非常に涙もろいので泣かないわけはなかったですが、上映時間中に泣きすぎて、終演の頃には目が腫れていました笑

 

そして映像の美しさ、キャストたちの魂を感じる迫力あるキャラクター、ライアン・クーグラー監督の手腕、及び今は亡きチャドウィック・ボーズマンへの強いリスペクトはまさに脱帽でした。

 

各キャラクターの視点で描かれる、ティ・チャラ王への想いは現実でのリンクからより強くそしてファンの共感度も自ずと高くなり、監督が事前のインタビューで話していた通り「彼の死と向き合う作品」となっていました。

 

昨今のMCUでは「クロスオーバーを重視しすぎ」などの評価も見られますが、今作はいい意味で非常にシリアスで作中キャラクターの苦難、葛藤、成長をしっかりと描いていたのでフェーズ4の締めくくりとして、ヒーロー映画として完璧だったと自分は思います。

 

冒頭の話ですがもちろん早くみたいと言う気持ちから、最速上映を見に行きますがもう一つ理由があって最速上映などのシアター内は観客の温度感が高く、一体感があるんです。

日本ではもちろんみんながマナーを守って観覧するのがセオリーです。

当然のことで守るべきことでもあります。

そんな中最速上映のシアター内は、多少のリアクションが感じられます。

 

今回も感動のシーンでは多くの方が涙を流し、面白いシーンでは笑っていたり、

終演後には自然と拍手が起きるなどあの暖かい空気感が本当に好きなんですよね〜

 

まだ体験したことない方は一度試してみるのお勧めします!

 

キャラクター

シュリ

レティーシャ・ライトは今作で非常に多くのファンを新たに作ったのではないでしょうか。前作からのラフな末っ子気質というか、子供らしい部分から新たな立場、対面する状況から飛躍的な成長を見せてくれました。

 

心のうちに秘めた復讐に駆られる自分を兄に投影して間違っていると気づき、しっかりと正義の道を選べました。

思い返してみるとティーザーで使われていたシーンは「キャプテン・アメリカ/シビル・ウォー」でジモに復讐をしようとしているシーンのオマージュだったり、ネイモアとのやりとりもブラックパンサーVSキルモンガーでのやりとりに非常に似ていましたね。

兄の死と向き合えないところも非常に共感できる上に、ラストの砂浜でのシーンは本当にボロ泣きでした。

 

ラモンダ

引用元 ttps://www.marvel.com/movies/black-panther-wakanda-forever

アンジェラ・パセットの演技の迫力たるやとてつもない存在感でしたね〜

新たなワカンダの統治者として各国やネイモアに足しての凛とした振る舞いは見惚れるほどのもので、感情が爆発するシーンでは文字通り圧巻の演技力でした。

 

前作では見られなかった一面で、国を治めるものとしての姿、亡き前国王を憂う姿、愛する家族に対する感情、どれも完璧に演じていて今作はシュリと並んだ二台主役といっても遜色ない存在感でした。

 

オコエ

引用元 ttps://www.marvel.com/movies/black-panther-wakanda-forever

シュリとは相対して伝統や国の慣習を重んじ、何より王座への絶対的な忠誠を誓っているとてもアツいキャラクターですね。

まさかの王族親衛隊(ドーラ・ミラージュ)を解任されてしまう展開には少し驚きました。

そして最終的には伝統を重んじる頑固な部分とシュリの最新的なものを取り入れる部分での折り合いをつけ新たな姿となってワカンダを守る存在になりましたね。

 

あとはシュリと組んで、いじられる姿も前作から引き続きユニークさが出ていて好きですね〜

 

エムバク

前作から個人的に非常に好きなキャラクターで、少し天然そうな風体を見せつつも締めるところは締めるようなキャラで、今作は更にそこが際立ってましたね!

エムバクも本人なりにワカンダを守り、ティ・チャラとの約束でシュリを気にかける、などめちゃくちゃ心揺さぶられました。

 

エムバク、シュリ、オコエこの3人の関係は非常に魅力的で、「伝統と革新」「しきたりと世情」の対比が本当に秀逸です。

 

オコエはドーラミラージュ隊長としての責務、自分の育った国の伝統を守りたい心、もう2度と自分の力不足で愛するものを失いたくないシュリ

 

エムバクは長老たちから国の安否を一方的に委ねられ、兄の死と向き合えないシュリ

 

最初は対立や意見が異なるもののどちらもリスペクトを持ちながらお互いの答えを出していきます。

 

終盤の王位継承の儀ではシュリの代わりにエムバクがきていた所から今後ワカンダの王もしくは統治者はエムバクになるかもしれません

 

リリ・ウィリアムズ/アイアン・ハート

アイアンマンへのオマージュシーンがふんだんに盛り込まれていましたね!!

アイアンマンは凍結、リリは酸素濃度、それぞれ限界高度を無理して確認していました。その後の昏睡後地面スレスレで意識を取り戻すシーンまで、

ネイモアの空中での機動力においつくべくブーストをするシーン、ガレージから飛び出し興奮するシーンなど数多くありました!

 

リリの存在はシュリにとって大きな存在でしたね。

自分より幼く、整った環境がない中でも未知の開発を成功させる自分を凌駕する天才、

それだけでなくラモンダが命をとして救ったこれからを担う可能性を秘めた存在

各国の思惑により狙われてしまう境遇

今はまだ守られる側ですが、彼女の天才的頭脳は今後のMCU世界においては多大な影響力を持っていくでしょう!

 

ネイモア

引用元 ttps://www.marvel.com/movies/black-panther-wakanda-forever

原作通りのアンチヒーローであり、非常に崇光で時に傲慢なキャラクター。

実写化するにおいて完璧なキャスティングだったのではないでしょうか?

今作ではヴィラン的存在ですがネイモア側にも守るべきタロカンがあり、幼い頃の経験からの地上への憎しみが動機になっています。今後の動向には期待していきたいですね〜

 

そしてアクションも素晴らしかったですね!エムバクにハルク並みの強さと言わしめる能力、水中空中での過去どのキャラにも見ない機動力にそれを生かした戦闘スタイル、圧巻の戦闘シーンでした!

 

タロカンの世界観は本当に美しかったですね

メソアメリカの文明からデザインの着想を得てデザインされていて、ネイモアの玉座、冠飾り、ヴィブラニウムの海中太陽、などどれも息を呑む美しさ

前作からそうですが古代文化や歴史的事象をMCUの世界観に違和感なく取り入れる脚本には毎度驚かされますね

 

mravelous.hateblo.jp

 

エリック・スティーブンス/キルモンガー/ウンジャダカ

プレミア上映時のマイケル・B・ジョーダンの登場からもしかしたら出演するかもと思っていましたが、まさかハーブの儀式にて登場するとは驚きでした。

王座に座る後ろからのアングルでは完全にラモンダへのミスリードになっておりまんまと度肝を抜かれましたね笑笑

 

シュリの復讐心に対して起爆剤的な役割として囁きますが

「ティ・チャラは高貴すぎる」

と非常に印象的なセリフでしたね。

 

シリーズ通しての魅力でもありますが、ヴィランの境遇が完全に悪ではなく共感できる設定になっている点はヴィランのキャラクターにファンを作る最大の要素とも言えるでしょう。

 

エヴァレット・K・ロス

今作でも対外関係での活躍を見せてくれましたロス捜査官

本音を言うともう少し根幹まで入ってくることを期待してはいましたが、、、

今回まさかのフェーズ4にて暗躍を続けるヴァルことヴァレンティーナ・アレグラ・デ・フォンティーヌと元夫婦であることがわかりました!

 

ここら辺少々ややこしくなっていきそうですねー

「サンダーボルツ(仮)」なんかでも動きが見られるかも(?)

 

mravelous.hateblo.jp

 

ポスクレの

「白人が囚われているわ」

というセリフは昨今の風刺として非常に秀逸でしたね笑笑

作中のメッセージ

チャドウィック・ボーズマンへの追悼はもちろん植民地支配、人種差別、戦争、文化、技術革新

 

どれも作中要所にてメッセージ性を感じる場面があり、ブラックライブズマター運動の盛んだった頃の前作同様に、今回もリアルタイムな世情ということもあり非常に考えられる作品でした。

アメコミ関連の記事を書いている自分ですが、流行りのヒーロー映画、MCU作品とこれらの要素を差し引いても本当に映画として素晴らしい作品であることは間違い無いです。

 

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