お読みいただきありがとうございます!
今年は新作含めて200本映画を見るのが目標のMARVEL o usです!
みなさんなかなか数える事ないと思いますが、年間どれくらい映画観てますか?
突然ですが「第四の壁」という言葉はご存知ですか?
今回は第四の壁について解説していきます!!
今回の記事は「デッドプール」「シーハルク」関連作品のネタバレを含みます!
苦手な方はご注意ください!
第四の壁
少し硬くはなりますが、第四の壁の起源についてご紹介しますね!
諸説あるみたいですが、wikipediaによると
「第四の壁」という呼び名は写実主義の出現とともに19世紀の西洋演劇界において発生したと推定される。批評家のビンセント・キャンビーは1987年に第四の壁のことを「観客と舞台を永遠に隔てる透明な幕」と表現した[1]。
第四の壁は、舞台上の虚構の物語と観客の間に存在している。通常、観客は第四の壁の存在を意識することなく受け入れており、あたかも現実の出来事を観察しているかのように劇を楽しんでいる。第四の壁の存在は、観客が舞台上の虚構の物語を観劇する際、最も良く確立された約束事の一つである。ただし演出上の効果のためにその存在を直接意識させる場合がある。例えばA.R. Gurneyの『The Fourth Wall』においては主婦ペギーが自宅の何もない壁に対して強迫観念を抱き、そこに4人の登場人物が関わることになる。彼らは次第に演劇上の様々な約束事に引きずり込まれ、舞台の上の家具や行動はいわゆる第四の壁に対するものになっていく。
という事です笑
自分でも予想しないほどにしっかり起源、説明でびっくりしています笑
この「第四の壁」に絡めてアメコミキャラクター紹介をしていきたいと思います!
個人的にはこの「第四の壁」という言葉、耳馴染みもあったのですが世間的に知られているかというとそうでもないみたい(実体験)だったので
この機会に記事にしちゃおう!というわけです笑
このブログを読んでいる方であれば思いつくキャラクターがいると思いますが、、
そうアメコミで第四の壁を破るキャラクターといえばデッドプール、シーハルクですね!
原作、映像作品どちらとも紹介していきます!
デッドプール
「俺ちゃん」の一人称でおなじみ、R指定ながら実写映画化も成功を収めているキャラクターです!
原作の俺ちゃん
初登場は1991年「New Mutants」#98
ライターはファビアン・ニシーザ
アーティストはロブ・ライフェルド
1997年にはレギュラーシリーズの刊行がスタート。
実はキャラクターデザインに少し遊び心があります!
アーティストのロブ・ライフェルドはDCcomicsの「ティーンタイタンズ」のファンであることから、登場するヴィランの「デスストローク」を模してデッドプールのキャラデザインおよび、「ウェイド・ウィンストン・ウィルソン」という設定になっています!
こちらがDCの「デスストローク」です!
DCもマーベルも好きな方は一度はあれ?って思ったことあると思いますが、こんな秘話があったんです!
能力
癌に犯されたウェイドは治療のために「ウェポンX」計画は派生の実験を受け、ウルヴァリンから抽出されたヒーリングファクターを手にします。
命は助かるものの癌細胞の突然変異が起き表皮が侵されてしまいます。
その他軍での訓練から戦闘、銃火器の利用、剣術など対人戦闘においてはエキスパートです。
そしてこのキャラクターの愛すべき点として、純粋なヒーローとは程遠い、時にはヴィランじみたことも行うトリッキーさがあります。
そこに合わせて自分自身をコミックのキャラクターであることを自覚していて、「第四の壁」を破壊しながら読者に話しかけてきたり、メタ的な発言などもしてきますね笑
人気キャラクターで、数多くのクロスオーバーも存在しておりマーベル内で多くのキャラクターと関連があります。
個人的にもかなり上位に好きなアメコミキャラクターで、個性はもちろんのこと、二刀流に拳銃を携えた戦闘スタイルは厨二病の自分にはぶっ刺さりです!
実写作品
実は実写映画化初登場は「ウルヴァリンX-MEN:ZERO」でみなさん想像するデッドプールとは異なる姿での登場でした。
実験により生み出された産物で、改造生命体として現れたため、本体の意思はなく、口も封じられるという悲しい姿でした。
デッドプール主役作品は以下の二つ。
「デッドプール」(2016)
「デッドプール2」(2018)
配給は20世紀フォックス。
設定はほとんど原作同様ですが、版権元の関係で現時点での公開済み作品に関してはMCUとの関連はなく、20世紀フォックスが展開してきた「X-MEN」シリーズのスピンオフ作品としての要素が強くなっています。
しっかりと実写化作品でも「第四の壁」を破壊するデッドプールが描かれていて、主演のライアン・ネイノルズの経歴を元にした自虐メタネタもふんだんに採用されていますね笑
デッドプール3の最新情報はこちらから
X-MENシリーズの解説記事もございます!
シーハルク
続いては2022年にDisney+で実写映像化されたシーハルク!!
原作のシーハルク
初登場は1980年「Savage She-Hulk」#1
一流弁護士を目指すジェニファー・ウォルターズは犯罪者の襲撃に遭い、重傷を負ってしまいます。
従兄弟であるブルース・バナー(ハルク)から輸血をしてもらい命は取り留めるものの、ハルク同様、ガンマ線の影響を受けた血液から緑色の肌、怪力、耐久力を手にします。
変身をコントロールできない中、モービウスの弁護についた折に、例として血清をもらい制御できるようになった。
アベンジャーズや、臨時でファンタスティック・フォーに加入するなど、持ち前の明るい性格から、ヒーローに親しい友人が多くいます。
能力
ハルクと同等の超人的フィジカル。
怪力や跳躍力、耐久力に回復力も兼ね備えています。
ガンマ線の吸収やエネルギー放出なども可能で、
ウィンターソルジャーと同様の拷問を受けた際は「ウィンター・ハルク」となり口から緑色の火炎放射もできるようになっています。
思っている以上にいろいろできるし規格外な強さな感じがしますね笑
シーハルクも「第四の壁」を壊すキャラクターとして有名で、デッドプールに比べて周りの目を気にする様子はありますが、読者だけでなく、時にはコミック編集者に対して文句を言う場面もあります笑
コマ割りすらぶっ壊す会なんかもあったりするんです笑
実写作品
「シー・ハルク:ザ・アトーニー」
2022年Disney+で「ムーンナイト」「ミズ・マーベル」に続いて配信されたドラマシリーズ。
こちらも原作に近い形での設定で能力のきっかけは事件ではなく事故になっていたり、「モービウス」はソニーが版権を持っているので克服の段取りなど、細々とした違いはありますね。
ドラマ版ジェニファーもちょくちょくこちら(視聴者)側に話しかけてきたり、なんとドラマ制作サイドに殴り込む場面も!!
この作品は2022年のMCU作品の中でも良くも悪くもかなり話題になった作品です。
VFX制作の労働状況
2022夏頃、マーベル作品のVFXを担当したことがあると言う人が、ネット掲示板に不満を載せたことがきっかけで、マーベル作品のVFX制作にはアーティスト、クリエイターらから多くの批判があることが明るみになりました。
2022年はMCUフェーズ4後半でほぼ月1ほどの頻度でドラマか映画作品がリリースされていた年で、熱烈なファンからすると嬉しい限りでしたが、世間では「マーベル疲れ」なる言葉も現れたほどでした。
今ドラマでも一部VFXの処理が甘いカットなども存在しており、多くの声が上がりました。
皮肉なことに「第四の壁」を破れるキャラクターの作品で現実世界側のことが問題になってしまいました。
ファンとしても多くの作品を目にできるのは嬉しい限りですが、携わる方々の心持ちも気持ちの良いものであるに越したことはないのでスタジオ側の采配にが良くなることを祈りたいです。
こういった問題が影響してなのかはわかりませんが、翌年である2023年は少しペースを落としたリリース頻度になっていますね!
やりすぎとの声も
実は今記事でもメインにした「第四の壁」の破壊が、視聴者側の反応として賛否が大きく分かれてしまった要因でもあるんです。
特に最終話での展開は受け入れられない、覚めてしまったなどネガティブな声も多く見受けられました。
デッドプールとは異なり、あまり浸透していない原作キャラクターの「シーハルク」で、ストーリーの展開に大きく食い込むほどの演出であったためこういった声が多く上がってしまったのかなと思います。
自分としては、想像より派手にやってくれていたために、驚いたし新しすぎる試みとして楽しめました笑
まとめ
表現方法としては、世界観を壊すので賛否の分かれてしまう繊細な方法の一つですが、ご存知なかった方はこの気かに是非覚えておいてください!
自分の好きなキャラクターの十八番なだけあってかなり好きな技法でありますがみなさんはいかがでしたでしょうか?
最後まで読んでいただきありがとうございます!
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